革を仕立てる(床面・トコ面の処理の仕方)

革を仕立てる とは

革を仕立てるとは、レザークラフトを始める前に革の下準備をすることです。

買ってきた革はそのまま切って縫い始める事もできますが、一手間加えることでより良い作品づくりができるようになります。

革を仕立てる手順

手順は2つです。

簡単ですが、乾かすのに時間がかかるので早めにやっておきましょう。

1.ざっくりと革を切る

前の工程で作成した型紙を、革が無駄にならないように敷き詰めます。

敷き詰めた外側をざっくりと切ります。

革と型紙

型紙に沿ってざっくりと裁断しています。

2.床面を処理する

床面(通称:トコ)の処理をします。

革の床面の毛羽立ちを抑え、扱いやすくするための処理です。

革を細かく裁断する前に実施するほうが、作業が楽ですし、ムラなく塗ることができます。

床面処理(トコ処理)に必要なもの

床面処理(トコ処理)に必要なもの

トコノールを床面に塗ります。

次に、プレススリッカーやガラス板で全体に伸ばしながら、磨いていきます。

この時、銀面につかないようにするのがポイントです。

トコノールを塗っている途中

トコノールを塗っている途中

全体を磨き終えたら完成です。あとは乾くまで放置です。

乾く前に細かく切ってしまうと、乾いたときに革が縮んで思い通りのサイズにならないので、必ず乾ききってから次の工程にすすみましょう。

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  1. レザークラフトの型紙の作り方
  2. 革を仕立てる(床面処理) ←今見ている工程
  3. 革の切り方とコツ ←次の工程
  4. 縫い穴の開け方(ネジ捻と菱目打ちの使い方)
  5. レザークラフトの革の縫い方
  6. 手縫いの仕上げ(コバの仕上げ)