革の切り方とコツを解説
この工程では、下処理をしてある革を型紙通りに切っていきます。
難しくはないですが、仕上がりに影響してくるので、型紙通りに丁寧に切りましょう。
革を切るために必要な道具
必須
- 型紙
- カッター
- カッターマット
- 定規
あると便利
- カッターマット
- 両面テープ
- 別たち
- さしがね
多くの本では革包丁が必要と書いていますが、個人でレザークラフトをやる際には不要です。
使い慣れている普通のカッターを使ったほうが、直線もきれいに切れるので家にあるものを使って構いません。
革の切り方
革を切る工程での手順は3段階です。
革の切り方もコツがあります。
本に載っているやり方とは違うので、ご自身にあった方法を探すのもおすすめです。
1.型紙を革に張り付ける
型紙をそのまま革の床面に両面テープで貼り付けます。
一般的な書籍では、型紙に沿って切り取り線を革に書き込むやり方が書かれていますが、ズレてしまうことが多いので、型紙ごと切り取るようにします。
★参考画像
2.型紙の線に沿って切る
定規とカッターを使って、型紙ごと革を裁断します。
型紙と革が両面テープでくっついているのでほとんどズレずに切ることができるはずです。
さらに、鉛筆などで革に跡をつけていないので、余計な汚れもなく、筆跡の太さによるズレもなく切ることができます。
★参考画像
3.コバの処理とボンドでの貼り合わせ
切り終えた革は、縫い合わせない面や後から処理しにくい部分だけコバの処理をします。
例えば下の写真の赤線部分です。後から処理しにくいため、先に処理をしておきます。
★写真
コバの処理が終わったら、次の工程のためにパーツごとにボンドで貼り合わせておきます。
下の写真のように縫いたいかたまりで貼り合わせておきます。
★写真
これで革を切る工程は完了です。次は縫い穴をあける工程です。
他の工程を見る
- レザークラフトの型紙の作り方
- 革を仕立てる(床面処理)
- 革の切り方とコツ ←今見ている工程
- 縫い穴の開け方(ネジ捻と菱目打ちの使い方) ←次の工程
- レザークラフトの革の縫い方
- 手縫いの仕上げ(コバの仕上げ)